群馬県はこのほど、県内の観光スポットを訪れた人のスマートフォン(スマホ)の位置情報から、周遊先や滞在時間などを調査、分析した結果を発表した。それによると、温泉地では来訪者の約7割が宿泊していることなどが分かった。
この調査は「ビッグデータに基づく観光客動態調査」。県が調査会社に委託し、KDDIがスマホユーザーから同意の上で得た位置情報や年齢、性別などをもとに、発地や交通手段(県外客のみ)、旅程、宿泊地などをまとめた。調査期間は昨年1~12月。サンプル数は8万人を超えたという。
温泉地についてみると、四万、万座、草津の来訪者の約7割が宿泊している。宿泊率は四万74.4%、万座72.7%、草津70.3%で四万温泉の割合が高い。また、水沢うどん街(渋川市)には伊香保温泉来訪者の25.5%が訪れていた。四万は10.1%、草津は4.0%だった。